UMF™は「Unique Manuka Factor (マヌカ独自成分)」の略で、UMF™ Honey Associationがマヌカハニーの抗菌効果度合いを表すために使用している用語です。UMF™度数の強さはUMF™数値で表されます。Methylglyoxal(MGO)は過酸化水素以外の効果(NPA)を示しUMF™抗菌効果の一部となります。MGOはいくつかのマヌカハニーに含まれ素晴らしい治癒効果をもたらします。
UMF™はUMF™ Honey Association(UMFHA)という、素晴らしい抗菌効果を持つマヌカハニーの質を適正に管理・促進するために設立された協会のブランドです。
40%ほどのマヌカハニーしかニュージーランド政府によるUMF™ 5+ 以上のグレードとして認められず、更にそのうち20%のみが15+以上のグレードとなります。またUMF™レベルはUMF™HAのテストで決められます。
MGOと同様UMF™HA基準に適合するか、次のとおり他の蜂蜜の成分も査定されます ― Methylglyoxal になるDihydroxyacetone (DHA)、Leptosperin(マヌカハニーであることを確認するためのUMFHA独自テストで100以上の値でなければならない)、Hydroxymethylfurfural (HMF、蜂蜜の経過年数と品質保持期限のための指標で40以下の値でなければならない)。
テストは独立した研究所が行いUMFHAにレポートされた後、UMF™グレードが与えられます。これはバッチと呼ばれる生産単位ごとに行われ、UMFHA会員の生産者だけが受けられます。バッチナンバーはマヌカハニー容器のラベルに印字のうえUMFHAに認証として記録されます。この仕組みによって販売されている容器からのトレーサビリティが確保されているのです。
レーティングの仕組み
ご注意 ― いくつかのレーティング方法はUMF™の治癒効果に関わる品質を評価するものではありません
UMF™は他の評価方法と比較して最も包括的にレーティングする仕組みとなっています。MGOも信頼できる評価方法ですがMethylglyoxalしか測定されません。また他の評価方法は紛らわしく、UMF™とMGOの重要な要素であるNPAと関係ないものもあります。例えば「K Factor」は蜂蜜中の花粉を測定しますが、花粉はタンパク質の材料でありNPAとMGOにはなりません。「Total Activity」は全ての蜂蜜に含まれる過酸化水素も含む数値を測定しますが、同成分はすぐに無くなってしまいます。UMF™評価ではマヌカハニーだけに含まれる過酸化水素以外の治癒効果だけを測定します。
UMF™の仕組みで評価されたマヌカハニーに含まれるNPAが、類稀なる強く長持ちする抗菌効果の基なのです。K FactorやTotal Activityではマヌカハニーだけに含まれるNPA(=過酸化水素以外の抗菌効果)が、もし含まれていたとしても数値化されません。
NPA・UMF™とMGOの換算は以下のとおりです。
NPAはUMF™測定の基礎となります; MGO濃度はMGOレーティングに使われます。
UMFHAおよび会員生産者についてはこちらをご参照ください:umf.org.nz/umf-members
UMF™の発見
ワイテマタハニーはUMF™の発展に最前線で取り組んできました。
当時のマネージャーMichael Stuckeyが、マヌカハニーを定期的に摂っているときだけ胃潰瘍の痛みが和らいだことから、マヌカの薬効に気がつきました。従来の治療法はあまり効き目がなかったのです。また同時にMichaelはニュージーランド北部にあるファンガレイ病院で、従来の治療法が効かない傷口に蜂蜜を塗っていることを知りました。その蜂蜜はほとんどマヌカの花蜜からできていたのです。そしてMichaelはワイカト大学で蜂蜜の薬効を研究していた食品科学者がいることも知りました。
その後の話はご存じのとおりです。Michaelと他のNew Zealand Beekeepers Associatinメンバーは科学者達と組み、UMF™の利点を広められるようマーケティングのエキスパートを雇いました。Michaelは約5年間その団体の秘書を務めた後、その職務を次に引き継ぎました。
© Waitemata Manuka Honey Direct Ltd